サイコパス映画と聞いてあなたが一番に思いつく映画はなんでしょうか?

というか「サイコパス」って何だっけ?そう思う方もいるかも知れませんので、まずはその意味から

サイコパスとは

反社会的人格の持ち主を表す言葉。日本語訳は「精神病質者」。サイコパスの特徴的性格は、冷酷・無慈悲・尊大・良心の欠如・罪悪感の薄さなどフィクションの世界では異常犯罪者として扱われることがあるが、実際に犯罪を犯す者は稀。確立された治療法はない

出典:知恵蔵mini

なんとなくそのニュアンスをつかめたでしょうか?

ちなみに洋画のサイコパス映画ランキングを調べてみると、以下のような作品が選ばれているのでサイコパス映画とはどういうものか理解の助けになると思います。

では、早速ご紹介しましょう(紹介順は公開年代順。ランキングではありません)

サイコ Psycho (1960)

監督アルフレッド・ヒッチコック
出演者 アンソニー・パーキンス
ジャネット・リー
ヴェラ・マイルズ

時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange (1971)

監督 スタンリー・キューブリック
出演者 マルコム・マクダウェル
パトリック・マギー
マイケル・ベイツ

ハロウィン Halloween(1978)

監督ジョン・カーペンター
出演者ジェイミー・リー・カーティス
ドナルド・プレザンス

シャイニング The Shining(1980)

監督 スタンリー・キューブリック
出演者 ジャック・ニコルソン
シェリー・デュヴァル
スキャットマン・クローザース

羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs(1991)

監督 ジョナサン・デミ
出演者 ジョディ・フォスター
アンソニー・ホプキンス
スコット・グレン

セブン Seven (1995)

監督 デヴィッド・フィンチャー
出演者 ブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
グウィネス・パルトロー
R・リー・アーメイ
ケヴィン・スペイシー

アメリカン・サイコ American Psycho (2000)

監督 メアリー・ハロン
出演者 クリスチャン・ベール
ウィレム・デフォー
ジャレッド・レト

ハンニバル Hannibal(2001)

監督 リドリー・スコット
出演者 アンソニー・ホプキンス
ジュリアン・ムーア
ゲイリー・オールドマン

ノーカントリー No Country for Old Men(2007)

監督 ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
出演者 トミー・リー・ジョーンズ
ハビエル・バルデム
ジョシュ・ブローリン

エスター Orphan(2009)

監督 ジャウム・コレット=セラ
出演者ヴェラ・ファーミガ
イザベル・ファーマン
ピーター・サースガード

いかがでしょうか?ああ、これがサイコかぁと理解できるような映画のラインナップではないでしょうか。

常人には想像もつかない理屈がその行動原理になっている、癖のあるキャラクターばかりです。

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サイコパス洋画ランキングの常連映画とは?

さて、以上のラインナップには入っていないのですが、洋画のサイコパス映画ランキングまとめでは必ず常連で、
しかもランキングの上位3位くらいまでには入ってくる作品を今回は紹介してみたいと思います。

もちろん、この映画のキャラクターも、イヴァナチャバックの来日ワークショップで演じられています。

その映画とは、こちらです。

ケープ・フィアー Cape Fear(1991)

監督マーティン・スコセッシ
出演者 ロバート・デ・ニーロ
ニック・ノルティ
ジェシカ・ラング
ジュリエット・ルイス

サイコパス映画・洋画ランキング常連「「ケープフィアー」あらすじ

映画「ケープフィアー」は14年間にもわたる長い獄中生活を終えたばかりのマックス・ケイディ(ロバート・デ・ニーロ)が、自分の弁護士だったサム・ボーデン(ニック・ノルティ)に復讐するサイコスリラー映画。

自分を敗訴に追い込んだ弁護士・サムのみならず、妻のレイ(ジェシカ・ラング)や娘ダニエル(ジュリエット・ルイス)の前にもその復讐の刃は容赦なく、しかも執拗に襲いかかる。次々に起こる不穏な出来事に精神的に追い詰められたサムの一家は、密かに町を離れてハウスボートのあるケープ・フィアーへ向かう。

だがマックスの執念は尽きることなく執拗に家族を追い続け、やがて嵐の中、悪夢のような復讐劇が繰り広げられる。復讐は成就するのか、それとも・・・

これがごくごく簡単なこのサイコ映画のあらすじになります。

それにしても、この映画に登場するマックス・ケイディは、肉体能力も知力もそしてユーモアも持つ、とても魅力的な一面を持っているサイコパス・キャラクターでしたね。デニーロのその演技力には、本当に舌を巻きました。

まだ、ご覧になったことのない方は、ぜひ一度手にとってみてください。

映画「ケープ・フィアー」のプチ・トリビア1

実は、1991年公開のこの映画「ケープフィアー」は、1962年公開の映画「恐怖の岬」のリメイク作品です。

こちらが「恐怖の岬」の監督と出演者になります。

監督 J・リー・トンプソン
出演者 グレゴリー・ペック
ロバート・ミッチャム
マーティン・バルサム
テリー・サバラス

恐怖の岬 (Cape Fear)(1962)

実は1962年のオリジナル版では、グレゴリー・ペックの役柄はマックスに追われる「弁護士サム」でしたが、
映画「ケープ・フィア」ではマックスの弁護士リー・ヘラー役を演じています。

またサイコパスのマックス役だったロバート・ミッチャムが、サムの友人である地元警察の警部で、また1962年のオリジナル版で警察署長役だったマーティン・バルサムがマックスに有利な判決を下す裁判官役をつとめるという粋なキャスティングの演出もありました。

ちょっと複雑ですが、それぞれの役が「恐怖の岬」と「ケープ・フィア」で立場が逆転していると考えるとわかりやすいと思います。こういう遊び心も映画の楽しみのひとつです。

映画「ケープ・フィアー」のプチ・トリビア2

映画「ケープ・フィアー」は「恐怖の岬」をリメイクするにあたり、本当はスティーブン・スピルバーグが監督する予定だったんだそうです。

リメイクするために映画化権を取得したスピルバーグは、自分で監督するつもりだったのですが、マーティン・スコセッシ演出の方がいいと判断し、ロバート・デニーロと共にスコセッシを口説き落としたそう。

実はこのオファーをする前にはスコセッシには「シンドラーのリスト」の監督をオファーしていたものの、それはスピルバーグ自身が取る映画だと言い、その代わりに「ケープ・フィアー」の仕事を受けたのだとか。

今となっては叶いませんが、スピルバーグ版の「ケープ・フィアー」、スコセッシ版の「シンドラーのリスト」も見てみたかったなと思うのは、なにも僕だけではないと思います。

また、さきほど書いた役柄を入れ替えたカメオ出演もそうですが「恐怖の岬」のオリジナル音楽を作ったバーナード・ハーマンの友人・エルマー・バーンスタインにアレンジして劇中に使っているのもマーディン・スコセッシの心憎い演出。う〜ん、さすがシネフィル、映画小僧ですよね。

やっぱ映画っていいですね。

イヴァナチャバック来日ワークショプ

さて、最後になりますが、2020年で5度目となる東京ワークショップが行われます。映画「ケープ・フィアー」も、もちろん過去にプレイヤーたちに演じられてきた作品ですし、今後もまた取り上げられる可能性もあると思います。

もし、あなたがデニーロの演じたマックスを演じるとしたら、どんなサイコパスを演じてくれるんでしょう?

サイコパスのような心の奥底まで役を掘り下げて自分でしか演じられない唯一無二のキャラクターを演じてみたくはありませんか?ワクワクしながら、あなたが新たなチャレンジの一歩を踏み出すことを楽しみに待っています。